水は人間の生命活動を維持するために欠かせないものであることは、知っていますよね。
摂りすぎはよくありませんが、実は、気づかないうちに「脱水症状」が起きている人が多いという事実。
適切な量を適切なタイミングできちんと補給するということは、健康にとって大切なことであり、ついては美容にとっても大切こと。
身体を若々しく美しく保つために、効果的なお水の飲み方を知りましょう。間違った飲み方は、メリットどころかデメリットを生じさせることに!
水はカラダ作りの基本!
体の水分量は、成人男性で60%程度、成人女性で55%程度のようです。体の半分は水分でできているんですね。「水」が体の至るところに存在して、活躍していることがわかります。
健康維持のための4つの役割
水が身体の健康維持のためにどんな役割を果たしているか?
ざっくりと次の4つにまとめました。
- 基礎代謝を上げる
- 体温を上昇させ、免疫力を高める
- 老廃物の排出を促す
- 血液やリンパの流れをよくする
それぞれ、副次的に美容への効果へつながっていくのがわかると思います。
美容効果
さきほどの1~4を美容への効果で考えると、次のようになります。
- 消費カロリーが増え、ダイエットに
- 肌が健康的になり、バリア機能に
- 不要なものを排出し、デトックス
- 血流が良くなり、エイジングケアに
ちなみに、新生児は80%、高齢になると50%ほどになるそうです。赤ちゃんのあのピチピチのお肌は、まさに潤いの塊。
水を飲んだからといって「すぐにキレイになる!」というわけではありませんが、毎日続けることで体が健康になり、美容効果も期待できるということです。
水分を失うと健康被害も
「脱水症状」というと、極度の水分不足で死に至る……というイメージがありますが、実は日頃から水分が足りていない状態に陥っている方も。
のどが渇いた、と感じた時からすでに脱水症状は始まっているそうです。
水分減少率 | 主な症状 |
---|---|
2% | のどの渇き |
3% | 強い渇き、ぼんやり、食欲不振 |
4% | イライラする、疲労感、 |
5% | 頭痛、身体の熱さ |
8~10% | けいれん |
20%以上 | 死亡 |
参考文献 中野昭一編「スポーツ医科学」 1999.
水分が不足することで、集中力が低下したり、疲れを感じたりするよう。身体だけでなく、精神面での機能にも不具合が生じるということ。
水の効果的な飲み方
体に必要な水。でも、ただむやみに飲むだけじゃダメ。効果的な飲み方があります。
一日の必要量
よく、「2ℓの水を飲む」と言われていますが、人それぞれ体重が異なりますので、自分の体格に合わせた水分量で考えたほうが良いです。
つまり、体重50kgの人は、2ℓ、ということになります。
注意したいのは、人間は、飲料水以外からも水分を補給しています。なので、むやみやたらと2ℓの水を飲んでいたら、逆に水分の摂りすぎに。
「何ℓ飲まなきゃいけない!」と考えるのではなく、小まめに水分を摂るクセをつければ良いと思います。
起床時、就寝前
水を摂りたいタイミングとして、起床時と就寝前は欠かせません。
睡眠中は水分の補給もできず、多くが失われていきます。なので、その前後でコップ1杯程度を補給。
日中はこまめに
一度に大量に飲んではいけない。というか、飲んでも意味ないらしい。
水分を一度に吸収できる量は、200ml。だから、気づいた時に一気に飲むんではなく、小まめに喉を潤すようにして補給したほうが良いですね。
仕事中は、飲みやすいミネラルウォーターのボトルをデスクに置いておくと◎
離席が多い仕事でも、机に戻るたびに飲むクセをつけましょう。
白湯や常温で
体や内臓を冷やさないために、水は白湯や常温で。特に寝起きは、白湯で胃を温めると心身に良いとされています。
つい、暑い夏にやってしまいがちなのが、キンキンに冷えた水分を大量に摂ってしまうこと。体を冷やし、体調を崩す原因にもなります。
やってはいけない飲み方
水が体にいいのはわかりましたが、効果があるどころかデメリットになってしまう飲み方も。
硬水に注意
日本の水は軟水なので、わたしたちのおなかは軟水に慣れ親しんでいます。そこで、硬水を飲むと下痢をしてしまう人も(わたしは下痢になる)。
この強い排出作用を利用して便秘を解消するのもありです。が、おなかを壊しやすい人は気をつけてくださいね。
飲みすぎ
飲み過ぎも良くありません。
そもそも一度に大量の水を飲むことは「水中毒」で死に至ることがありますよね。体内のナトリウム濃度のバランスが崩れるから。
また、大量摂取は体を冷やします。冷え性の人は特に、冷たいお水をがぶがぶ一気飲みすることは避けましょう。
コーヒーやジュースはNG
カフェインの入った飲み物は利尿作用があり、「水分の循環を良くする」という説がある一方で、ミネラルまで排出してしまうので「むくみが悪化する」という意見も出ています。
なので、「水分補給」という目的でコーヒーや緑茶などを過剰に摂取することは避けたほうが良さそう。
また、ジュースは言わずもがな、糖質を多分に含んでいるので避けたいですね。
さらに美容効果をプラス
せっかくお水を飲むなら、さらなる美容効果を手に入れたい。という欲張り女子のためのおすすめ一工夫を紹介します。
シリカを摂り入れる
フィジーのお水です。気に入って、夏は箱買いしてました。
- 日本人の体に合う軟水
- 美容成分のシリカ含有
- ボトルデザインがかわいい!(←大事)
髪や爪を強くキレイにすると言われるシリカが含まれた、お水が綺麗な国フィジーの天然水です。
ふつうのお水を毎日飲むのは苦手ですが、こちらは柔らかい口当たりでほんのり甘く、おいしく飲み続けられたミネラルウォーターでした。
世界中のセレブが愛用、と言われると、女性は弱いですよね!
こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事 フィジーウォーターは口コミ関係なしに飲んだほうがイイ理由!
酵素とビタミンCを一緒に
愛飲している酵素ですが、ビタミンCが入っているので酸味があっておいしくお水が飲めます。
酵素を摂取することは、体内酵素を活性化させることになります。
わたしは、補酵素(ビタミンC)+酵素をお水に混ぜて飲んでいます。酵素によってビタミンCの効果もアップ。さらにコラーゲンも混ぜてる。
デトックスウォーターにする
ちょっと手間がかかりますが、お水から栄養を摂りたい方や、水本来の味が苦手な方におすすめ。
果実や野菜をお水に浸け込んで作ります。輪切りにしたレモンを浮かべるだけでも、味付きのお水になって飲みやすくなりますよね。
関連記事 デトックスウォーター(レモン)の作り方!おしゃれに水分補給
美容のためのお水の飲み方まとめ
ダイエットに、美肌に、デトックスにと、じわじわと効果が期待できる「お水」。適量をおいしく飲んで、体の中からキレイにしていきましょう!
- 小まめに飲む
- 水の温度に気を付ける
- おいしく、美容成分をプラスする
お水を飲み続けるのが苦手で、ついついコーヒーやジュースに頼りがちなあなたは、飲みやすいミネラルウォーターや、身体に良いもので風味をプラスしてみてくださいね。
今日から水美容を始めてみてください◎
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