ズボンやスカートの丈が長くて困っている人、お直しに出さず、自分でどうにかできないかな?とお悩みの方も多いと思います。
お金をかけず、技術も必要なく、多少の手間をかけての簡単な「裾上げテープ」を使ってみたので、その手順を画像と共に紹介いたします。
裾上げどうすればいいの?とお悩みの方、ぜひ試してみてくださいね。スラックスなどのズボンの他にも、スカートやワンピース等にも応用できます。

※あくまで素人の方法ですので、高価な素材には使用しないほうが良いと思います。自己責任でお願いします!
裾上げテープが優秀
裾上げテープを使うと、ちくちくお裁縫をしなくて良いので、男性でも気軽にできます◎
一般的な裾上げは……
裾上げ、したことありますか?
一般的な裾上げは、切ってアイロンかけてちくちく縫う……その行程を考えただけでめんどくさくなります。
②縫い代を残して裁断
③端をミシンで処理をしてほつれないようにする
④内側に織り込んで、目立たないようにまつり縫い
まぁこういう行程になりますよね。
ミシンを出すのがめんどー!ミシンの糸の調子を合わせるのがめんどー!!とにかくめんどー!!!

めんどくさがり屋さんや、裁縫の苦手な方には一苦労ですよね。
針も糸も使わない方法
これを叶えてくれるのが「裾あげテープ」。
100円ショップダイソーで見かけて「これだー!!」って思いました。たまたま手芸用品の売り場を見ていたら出会ったのですが。
こんな便利アイテムがあるならもっと早くいってよー!という感じでしたよ。
こういう感じのです。カラーは他にもいくつかありました。ただ、テープは裏側に来るので、何色でも問題ないと思います。
こちらは、アイロンと水さえあれば簡単に裾上げができる。
もちろん針や糸も使わないので、裁縫が苦手な男性でも全然おっけー!一人で裾あげできちゃいます。
裾上げテープ(100均)の使い方
実際に、スーツ生地のパンツの裾上げを行ってみました。
ざっくり手順
使うものは、「裾上げテープ」「アイロン」「水」だけ。
- 丈の長さを測り、アイロンで折り目をつける
- 裾上げテープを切り、水で濡らす
- テープと裾をアイロンの熱で接着させる
こんな感じで行っていきます。では、画像付きで詳しく解説。
裾上げテープはこんな感じ
この100均の裾上げテープの拡大写真を。
こんなふうに、薄手のテープに白い糸?みたいなのがくっついています。たぶん糊。
この白い部分が接着面なので、裏表間違わずに使いましょう。
丈詰めしたい長さを確認
まず、裾上げする長さを測ります。
ちゃんと試着したあとに、どれくらい上げるかマーキングしてくださいね。
そして、ズボンを裏返し、折る。左右ばらばらにならないように、ちゃんと定規で長さを測っておきます。
私は7センチ上げるので、裁断はせずにこのままで。あまり長く上げる場合は切ったほうが良いと思います。足首がもたついちゃうので。
アイロンで折り目をつける
裾上げの位置を決めたら、しっかりとアイロンで折り目をつけます。
端と端の長さをきちんとそろえてくださいね。
裾上げテープ準備
次に、裾上げテープを合わせて、だいたいの長さでテープをチョキン!と切ってしまします。
だいたい2~3センチ長めに切ればOK。
長くなりすぎても大丈夫ですので、ギリギリにするのだけはおやめください!短く切っちゃった場合は継ぎ足しても問題ないかとは思います。
ここまでやったら、その裾上げテープをしっかりと水で濡らしてください。容器の中で浸すとやりやすいです。しっかりと水を染み込ませたら、ぎゅっと絞ります。
テープを接着させる
ついに!接着させますよ!油断しないでくださいね。
裾上げテープを、折り曲げた「裾」部分に合わせます。その上にテープを乗せる。
そしたらアイロンを3秒くらい押し当てて、接着します。
一気にやってはいけません。失敗しないように、ちょっとずつです。
黒パンツがなんか白くなっているのは、たぶんこの接着剤のせいかと……
このようにして、少しずつ、少しずつ……接着していきます。
一つ注意したいのが、「ヨレ」に気をつけること。
私はヨレてしまって、「あー!!」とすぐに剥がしたらなんとか剥がれました。
ストレートパンツならやりやすいと思いますが、私のように裾にかけて細くなるテーパード型だと、折り返した部分と太さが違うために若干ヨレてしまうんですよね。
少しでもヨレないよう、慎重に行ってくださいね。ギャザーが寄ってしまうと悲しいので。
仕上げ
全面接着したら、仕上げに一気にアイロンでプレスしました。これできっと剥がれないだろう!という祈りをこめて。
全体重を乗せます!アイロン台が壊れない程度にしてくださいね。
完成!
両足の裾上げが完了し、裏返してみます。
ちょっとヨレた部分もありますが、全体的に仕上がりは大満足でした!
まつり縫いをしない分、変な縫い目が出ないですしね。コレ本当におすすめ!
まだ洗濯をしていないのでわかりませんが、洗濯をするとどうなるか……はがれないといいのですが。→追記:何度か洗濯しましたが大丈夫でした〜
裾上げテープの注意点
誰でも簡単に扱える裾上げテープですが、いくつか注意点を。
・熱に弱い、デリケートな素材には使わない
・厚手の素材は難しい
手軽に裾上げができる反面、接着力には不安があります。何度かのお洗濯では大丈夫だと思いますが、やはり糊ですので、はがれやすくなると思います。
また、アイロンの熱を使いますので、熱に弱い素材には注意が必要です。ジャージ素材なんかは注意が必要かと思いますし、お高いお洋服も避けたほうが無難です。
誰でも簡単に裾上げできる便利アイテム
今回は、100円ショップダイソーで購入したものを使用しましたが、薄手の生地であれば問題なし!でした。ただ、デニム地など厚いものはどうだろう?という疑問が残りました。
裾上げするならコレ!
100円ショップ製は心配…という方に。
手芸メーカーcloverのテープ
評価の高い商品。手芸をされる方にはお馴染みのロゴ。レビュー評価もなかなかのものです。
私も次に裾上げするものがあればぜひ使ってみたい。安価なものとは品質が違う、というレビューもあって期待大です◎
厚手のモノも強力接着!
ジーンズなどの厚手も強力接着してくれるそうです。布製品全般に使えるので、手芸にも使えますね。手芸の際に、ボンド接着なんかもしていたのですが、やはりボンドはがっちり付く印象。
それから、新たにスティックタイプが登場しました。まるでスティック糊!

ボンドタイプはさらに気軽に使えそうですね!布製品全般の接着に便利なので、裾上げだけでなく、簡単なお直しやリメイクにもぴったり。
追記!
コニシボンド使いました。
『アイロンなしでOK!裾上げボンドが優秀すぎる』も参考に。

まとめ
私が今回裾上げしたズボンはスーツ地の薄いものだったのでこんな仕上がりですが、厚めのパンツはどうなるかな?ちょっと心もとない気がします。
100均の裾上げテープは、薄手の生地用かなぁ。
でも!すごい便利なので、ぜひぜひ試してみてくださいな。
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