フリマアプリを使ったネット売買って、顔が見えない相手とのやりとりだから、とっても注意が必要……っていう、基本原則をお忘れの方も多いのでは!
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さて、本日は、これまでの怒りを込めて、ネットフリマのトラブル体験を書いていきたいと思います。参考になるものがあれば幸い。備えあれば憂いなし!
簡単便利のデメリット
取引の際に、お互い気持ちよく行いたいものです。けれども、こちらがいくら注意していても、出品者側になるとこれはある意味客商売、相手を選べないっていう辛さがあります。
一部のフリマサイトなんかでは購入申請を許可するシステムがあり(フリルがそうですね!)、「この人との取引は不安だな」という場合は拒否できる仕組みもあります。
そして、たかだか数百円の収入のために面倒臭いやりとりに巻き込まれたりするともう最悪です……
偏見かもしれないですが、安い取り引きの時のほうがスムーズにいかないことが多いような。
いや、はっきりと言おう。低価格には質の悪いユーザーが付く。これは間違いないと思う。
700円ぽっち払えないのに欲しい欲しいとぐだぐだ値下げ要求するようなやつに、ろくなのはいない!!!いないよ!!
体感としては、3000円以上の取り引きのほうが、ユーザーの質がはるかに良いのだ。本当に。
困った…ネットフリマの恐怖体験
何が恐怖って、お金が絡むことですので、トラブルになると気分が重苦しくなります。「まぁいいや!」で済まないのが現状です。というか、まぁいいや!で済ませてはいけないのです!
相手との意思疎通は、基本コメント。意思疎通の取れない人とはスムーズになんか取引できるわけないのです。イライラもしてしまう。
トラブルにより取引が長引けば長引くほど、精神的ダメージを受けます。なんか、仕事行ってる場合じゃないとか思ってしまう。
そんなわけで、まずはわたしの経験したフリマアプリでのトラブルを御覧ください。※プライバシー保護(主に私の)のため、一部改変してお送りします!
ケース1出品編:取り置きしてくれって言うからしたのに…
シーズンを狙って、とあるものを出品。
興味を持った方数名からコメントをいただいたのですが、一番初めにコメントをくださった方が、「必ず購入するので◯◯日まで取り置きしてほしい」と言う。
数回のコメントのやり取りをする上で、しっかりと会話ができる方だったので、常識はある方かなと判断し、先方の希望にしたがって取り置きをして待っておりました。
しかし、期日になっても連絡がない。業を煮やしてこちらから連絡の催促をしたところ、「購入の必要がなくなったのでキャンセルしたい」との申し出。
ふざけんな!
何がふざけんなかっていうとさ、約束破ってることもだけれども、こちらは他者への販売機会を逃してんのよ。他のコメントくださった方へ断ったんだよ。責任持って購入しろって言いたかったですね。
これ、ずいぶん前のことですが、コメント履歴よりその方のページを今見てみたんですが、
この人、取置後のキャンセルについて苦言を呈しているよ…非常識な方とは取引しないと言ってるよ…
それ、おまえのことだがな
取り置きに関してはこんなことも。
まず、他の人が「購入したい」とコメントをしてくれた直後に競うようにして購入ボタンを押した方がいた。早い者勝ちの運営システムなので、わたしとしては文句は言えない。
しかし、一向に支払いがされない。支払期限を過ぎても支払いがされない。
この場合、出品者側が取り引きキャンセルを行えるシステムだったが、わたしは、ひとまず入金がいつになるのかメッセージを送った。
そうしたらね、お金がないらしく、もうすぐ母子手当が入るからそれまで待って欲しいと。しょうがないから待ちました。
その後、約束した期限までやはり支払いがなく、どういうことかとメッセージを送ると数日後に返信が。
今度は親戚が急に入院をしたため連絡が遅くなった、そしてそのめにお金がなくなり、次はいついつにお金が入り、必ず購入するから待って欲しいと。
一度支払いを延長しているのに、さらに延長を申し出られました。
ふざけるなと。これまたふざけるなと。
内容の真偽は定かではないし、本当のことかもしれない。しかし、己の欲求で、人様に迷惑をかけるってどういうことなのか?
お金がないのに、払える見込みもないのに、購入ボタンを押した。それも、他の人が買おうとしているところに割り込むようにして。
そして、これは事実上「取り置き状態」となってしまったのです。強制取り置き。他の人が買えないようにしてしまった。
そんで、金の都合がつくまで延々と頼み込む。それも同情を誘うようなやり方だ。
いったいこの人は何がしたいの?って思ったけど、ただ単に金の管理ができない人なんだと思ったよ。
だって、わたしの出品物1000円ちょっとですよ。1000円ちょっと。その金額を払うのが苦しいようなら、そもそも、フリマアプリやらんで欲しいと思った。
わたしは、もちろん取り引きを断った。信用なりませんもん。システムにしたがってキャンセル扱いとした。
いろいろな人がいる。それぞれ生活の苦労がある。それを嘲笑ったり非難したりするつもりはない。
ただ一つ、金がないなら購入したいって言わないでね。
ケース2出品編:受け取りをしてくれない
いつものように梱包し、レターパック(郵送方法の一つ)で発送しました。購入者の方には、発送した旨を、追跡番号付きでお知らせした。
しかし、とっくに到着しているはずが、なかなか受け取り通知をしてもらえない。
ありがたいことに、レターパックは追跡サービスがある。郵政のホームページから追跡番号を入力して調べてみると…どうやら相手先の管轄郵便局が保管している状態でした。
いつ受け取りしてくれるのかな…と不安になり、相手方へ連絡を。不在連絡票が入っているはずなのですが、確認していただけましたか…と。
そしたら、探してみます、と。いや、そもそも探してみます、じゃなくて、追跡番号付きで発送を知らせているのだから、届かないことをおかしいと思って調べててもいいじゃない…と思ったわけですよ。注文したのなら、受け取りまでしっかりと意識して過ごしてほしいと!
すると、「どうやら家族が不在票を捨ててしまったようで」とのご連絡をいただいた。
なんと…!なんとうっかりさんな家族をお持ちで!
ですが、その方はすぐに郵便局へ連絡を取って、再配達をお願いしてくれました。その後の対応はスムーズでしたので、よかったです!
出品者側としては、ちゃんと購入者さんに届いているか心配して連絡を待っているものです。
ケース3出品編:受け取ってくれないどころか、そもそも連絡が取れない
1000円以下の安値で取り引き。送料手数料引いた差額は、たいした額じゃないのでむしろ捨ててもいい。そもそも、梱包や発送の手間だってかかるわけだし。
とは言え、あまり使用していないものなので、なんだか捨てるのも忍びないなぁ……というものってありますよね。
誰か、利用してくれたら嬉しいな、っていう気持ちで出品している。
そんなとある出品物にコメントがついた。値引きして欲しいと。「◯◯円なら即決します」と。
いやむしろその値段にするくらいなら捨てるわって思うのだ。値引きはしない旨、コメントを返す。
そもそも700円くらいで出品している商品をさらに安くしろって、どんだけ貧乏なんだろ、とか思ってしまうわけです。
さらには、相手の状況を考えないことが丸わかりなので、わたしの中で「非常識」認定を下した。こちらの提示額であっても取り引きしたくない。
しかし、利用していたメルカリではシステム上、購入者に購入ボタンが押されれば、その人とお取引をしなければならなくなる。基本、出品者には発送責任が生じるのだ。
そんで、その値下げを断った相手は、その後何も言わずに元々の額で商品購入された。(システム上、購入時にコメントをする必要はないので、これについて文句はない)
うーむ、このままの額でよかったのかな。だったら始めから不快な交渉せずにそのまんまで買ってくれ。と思いつつも、いついつ発送する、お取引終了までよろしくお願いします、といつも通りのメッセージを送った。
相手からは連絡がない。返信はない。
ただ、別に返信する義務もないし、こういう人もいるのでそんなに気にも止めませんでした。数日後、発送の旨連絡する。クリックポストにて、追跡番号つきでお知らせした。
やはり、相手側からは連絡が一切ない。
別にいいよ、連絡しなくてもいいから、しっかりと受け取って取り引き終了さえしてくれれば…と思い数日を過ごす。ちょっと不安だった。
安値の商品をさらに値切る→取り引きの連絡が一切ない、こういう流れを経るというのは、その行動から誠意のある対応は期待できないのだ。
追跡番号つきの配送だったので、商品が届いているか調べる。すると「ご不在のため持ち帰り」と。昨日の話だ。無職でなければ、受け取りに時間がかかることも了解している。だからまたしばし待った。
すると相手から初めて連絡がある。
「クリックポストってなんですか」
!?
ちょっと、今その段階ですか? そこに疑問を持った段階…? にわかには信じられなかった。ぐぐれかす、と思った。フリマアプリを使えるのなら、検索くらいできるだろうと…
しかしわたしは丁寧に説明した。追跡番号もあり、調べたところ、すでに郵便局員が一度お届けにいっているようだということも。早めに受け取りしてほしいということも伝えた。
しかし、やはり返信はなかった。
誠意の欠片もないんだなぁ… 丁寧に返信して、ちゃんと届くかどうか心配するだけ時間と心の無駄遣いだ、と思いました。
数日待ち、まだ郵便局保管のまま。受け取ってもらえない。
郵便局での保管は、たしか7日間程度だった気がする。その間に再配達希望を出さなければ、差出人に返送される仕組みだった。
また、メッセージを送ってみた。受け取りはいつになるか、まもなくこちらへ返送されてしまう、状況を連絡してほしいと伝えたが、やはり返信なし。
もう、意思疎通がはかれん。もしかして日本語読めない?とも思った。
ここですごい考えるよね。
こっちに送り返された場合。再発送しようもんならまた送料かかるし、なんか商品代ほとんどチャラみたいなもん。こっちとしては。
そのメルカリは、発送通知からしばらく経っていてかつ相手から連絡が数日ない場合は、運営が取り引き終了としてくれるシステムだった。つまり、こちらへはお金が入るようになっている。
そのシステムが利用できるほどの時間は経過していた。もう、受け取り通知を運営に代行してもらおうかとも思ったが、このまま商品が送り返されてくると、わたしの手元にはお金+商品があり、なんか詐欺みたいじゃないですか。それもすごく嫌だった。
なんでこんな数百円のためにわたしは悩まなければならないんだろうと…もうほとほと疲れましたよ。
しょうがなく、一か八か再度メッセージ。
最終的に、送り返される前に受け取ってもらえたのですが、謝罪もお礼も一切ないのです…
お手数かけて申し訳ない、の一言欲しかったなぁ。
こんなやきもきした1周間を送り、見返りはジュース2本分くらい、こんなはした金いらんわい。
ケース4出品編:商品のクレーム
元値が高額な商品を出品。ただし、一部故障があるものだった(電化製品ではありません)。
これは、値段設定を迷うところであり、同列の商品の値付けをチェックした。そして、傷物のためにそれらよりだいぶ安い設定にした。わたしの手元に入るのは、送料手数料さっぴいたら1000円程度。
傷物であるため、該当箇所の写真はもちろん、商品説明にも詳細を記載した。そして、こんな状態であることを了解した上で購入してほしいと、わたしなりに注意喚起したつもりだった。
傷物を売る、ということにはリスクがある。クレームの恐れがあるからだ。だからこそ、わたしはわたしなりにしっかりと説明文を作ったつもりでした。
そんな中、商品の質問ではなく値下げ依頼のコメントがあった。傷物でも、欲しいと言ってくれるのなら…と思い、値下げに応じました。
受け取りまではスムーズに事が運びました。
しかし!
受け取った相手からは、受け取り評価ではなくコメントが入る。故障がある、返品できないかということだった。
ええ!!!
わたしの見落としがあったのか?と思い、あんなにチェックしたのにわたしの失態だ…!と思って、どの部分に不備があったのか画像を送ってもらうことにした。
その画像を確認したところ…わたしが商品説明に明記したものでした。あの、わたし事前に説明してるんですが?
コメントのやりとりをしました。
その会話の中で思ったのは、認識の違いがある、ということでした。
わたしとしては、商品説明を含め、自分の出品の仕方に問題があったとは思っていない。なので、相手の言い分は認めませんでした。あくまでこちら側に落ち度はない、と終始一貫した態度を取りました。認めて謝罪をしてしまったら、返品に応じることになりますから…
ただ、結果的に不快な思いをさせてしまったことは謝罪しました。
こちらが後ろめたい気持ちで、何かを隠しながら出品したわけではない。故障箇所についても明記していた。その状態での使用した個人的感想も載せていた。
この「個人的感想」というのが、クレームがつく要因になるのだと思います。あくまで主観であり、ただ、「〜だ」と断定せずに「〜だと思う」と表記しているのだから、受け取る側は自分の思いとは異なるリスクを承知しなければならないと思う。
わたしとしては、納得した上で購入してほしかったと思っています。そして、それを促す文面も入れていた。一部故障があること、それ故の低価格。さらには相手の希望に沿ったお値引き。
それでいて返品したい、というのはどうしても納得のいかないことでした。
結果的に、購入者側の確認不足ということで事態は収拾し、なんとか取り引きを終えることができました。話ができる方で、まだよかったと思っています。相手としたら「泣き寝入り」という感覚かもしれないけど。
ただ、わたしとしてもとても気の滅入る出来事でした。
出品時、どれほど気をつければ良いのか? そんなことを、再度考えさせられたお取り引きでした。
ケース5:購入編:穴開いてますが。
さて、先程は自分が販売したものへのクレームでしたが、逆の場合もあります。そして、本当によくある。
フリマアプリを覗くことが日課となっていたあの日、当時好きだったブランドのカットソーに一目惚れ。元値も高いブランドではないしファストファッションの部類だ。
中古品であるのだから、品質には期待せず、ただ、とっても好みのお色だったので、即、購入ボタンをポチり。
取り引き自体は何ら問題なくスムーズに進みました。余計なやりとりもせず(無駄にコメントのやりとりをするのは面倒くさいです)。
届いたお品、確認してみたら、穴が開いていました。前身頃に。商品説明には一切記載がなかったのです。これ、見落としか…?
出品前に一通り確認していたら、見落とすようなものじゃないですよ…だって、前身頃のど真ん中に空いてんだよ。
しかし、安い商品なだけに、クレーム言ったり返品返金の話を持ち出すのも面倒くさく、まぁいいやとお取り引きを終了したのでした。
たぶん、わざとではないのだと思う。見落としたのだろうと思いたい。
こういうレベルのものは、取り引きを多くしていると遭遇することがあります。返品して返金を求めるかは、その欠陥の程度と金額にもよると思います。
納得がいかなければとことん戦ってもいいかもしれません。が、時間と労力に見合った行為なのかをよく考え、また、単なるクレーマーと化さないように注意が必要です!
ケース6購入編:なぜか代引きで届いた
代引き、って、代金引換のことです。
配達時に、運送会社が商品代を現金で受け取り、それと引き換えに商品を渡すという、運送会社が代金を立て替えるシステムです。クレジットカードを持っていない未成年者は、ネット通販でよく行う決済方法でしょうかね。
フリマサイト上で、代引きのお取り引きをするなんて聞いたことがありません…が、なぜかこんな間違いがありました。
5000円ほどでとある商品を購入し、わくわくしながら待っていたのでした。すると、もう顔見知り状態のヤマト便のお兄さんが、「mikoさ〜ん、代引で届いてま〜す!」とな。
代引? 覚えがないぞ? なんか混乱しながら、とにかく金を払ってしまった。財布が空になった。
中身を確認してみると、「あれ、フリマサイトで買ったものだ…」
すでにカード払いをしているのに、なぜ二重にお金をとられなければならないのだ。
すぐさま、出品者にメッセージを送った。なんか代引では配達されて、わたしお金払ったんですけど…って。
そしたら、対応がすこぶる早く、どうやら別の取り引きと勘違いして代引にしてしまったことを詫び、すぐに返金の手配をとってくれました。
対応の早さは見習いたいもの!丁重に謝罪してくれ、事なきを得た一件であります。
取り引き上のトラブルは当事者同士の話し合いになる
トラブルに遭遇した場合、解決は当事者間で行うことが基本とされています。(連絡が取れない場合をのぞく)
納得行かない場合の返品・返金に関しても、当事者間の合意がなければ事が進みません。結局、どちらかが折れる、という形になると思います。泣き寝入りすることだってある。
だからこそ、規約を守り、自分に非を作らないことが大切です。(この利用規約については、次回触れていきたいと思う)
また、当事者間だけでは解決が見込めない場合、運営に報告しようと考えると思います。その場合のことを考えて、やりとりは運営も確認できるアプリ上の取り引きメッセージで行うべきです。
個人のメールや電話で話し合いを継続していくことは、便利であるけれども、運営が対応してくれなくても文句は言えない。
フリマアプリってすごく便利だけど、やっぱトラブルって付き物。そんで、「自分は大丈夫」なんて思ったら大間違い。
その油断が、大きなトラブルを引き起こすよ。まじで。
売る時も買う時も、細心の注意が必要です。そして、感情的にならない。トラブル時こそ、冷静に淡々と交渉する。
互いに頭に血がのぼっていると、解決できる問題も解決できなくなります。どこに問題があったのか、落ち着いて考え、あくまで丁寧に相手へ連絡することが大切だと思います。
ほら、メッセージ機能のいいところって、文面を読み返してから送信できるところじゃないですか。瞬間的にレスポンスしなくてもいい。
だからこそ、自分の話に論理性は損なわれていないか、感情的になってはいないか、って確認できる。自分を守るためにも、落ち着いて対処しましょう。
二次的なトラブルを作ってはいけません!
そして、自分に非があったと思われる時は、しっかりと謝罪することも大人の対応ですよね。
ネットで売買する、なんていう感覚は、わたしが中学の頃には想像できないことだった。だから、この技術やアイディアの進歩に、改めて感動してる。一方で、フリマアプリは危険だとも言われているのも事実。
何事も、功罪があるのが常だと思ってる。
ユーザー一人一人が意識を高め、せっかくの利便性を自分たちの手で潰していなかいようにしたいなって思う。
※これは当時の実体験に基づいた記事になります。フリルやメルカリのシステムが、当時と変わっているかもしれませんので、システム上の不都合についてはご自分で確認することをおすすめします。
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