母親へのプレゼント……社会人ともなると、そんな機会がぐんと増え、働いている身ともなればそれ相応の贈り物をしなければと悩んでしまいますよね。
子どもの頃は、お手紙や肩たたき券という微笑ましいものから始まり、兄弟姉妹でお小遣いを出し合ってお花を買ったりお財布を買ったり……しかもその財布も、大人の女性からしたらおもちゃみたいな値段のものとかね。かわいい。
母の日や誕生日、還暦祝いなどなど、プレゼントに悩む社会人へ。50代・60代向け!
60代母親に、実際にあげたエピソード!
60代母親のライフイベントとは?
母親へのプレゼントと言っても、母の日、誕生日という年間行事の他に、60歳という大きな節目の還暦祝い(それ以降の長寿の祝いは未経験です!)があります。
親にお年玉をあげる、っていうなんかカッコイイ話も聞いたことあるんですが、ここでは置いておきます。
誕生日と母の日
母の日と誕生日は、毎年ある…毎年あるのです……!それはそれは大変なことです。贈り物をする側としては。
だからこそ、身の丈にあった贈り物が好ましいなと思うのです。毎年毎年、大きな贈り物をする必要もないし、それによって親に気遣いさせるわけにもいきません。できる範囲の、出せる範囲の額で贈り物をすることが良いよなとわたしは考えています。
今後両親が生きている限り、続けられそうなことを続けていければ。
わたしは、母の日父の日に合わせてギフトを贈ったこともありますが(誕生日は無視です)、今はかなりアバウトな考え方で、1年のどこかで何かプレゼントできればという思考でいます。
還暦祝い
それぞれイベントにはグレードがある気がするんですけれども、わたしの印象からすると還暦祝いがなんかでかい感じ。親が還暦となると、子どもたちももういい歳で立派な社会人っていうパターンが多いかと思います。
わたしたちもおかげ様でなんとか社会人やってるよーって意味を込め、親にぱーっとお金使って良いイベントな気がしました(過去形です)。
母親へのプレゼント選びで大切なこと
いくつか、贈る側の心持ちを考えてみたいと思います。
収入に見合った金額のもの
わたしは親になったことがないのでわかりませんが、子どもからの贈り物を期待する親ってのは少ないと思います。生活を圧迫するくらいならプレゼントをしないほうがいいと考えてる。
もらって負担にならない額のもの、「申訳ないなぁ」と思わせるような贈り物はすべきじゃないと。
子育ては投資じゃない、とそう信じたいわたしですので、「世話になりまくってるから……」と身の丈以上の贈り物はしないほうが良いと思っています。
母親の生活スタイルを考えてみる
プレゼントは何がいいかな、と他人に意見を求めた時に、全然参考にならないときがある。だって、母親の趣味・思考が全然違うから。
女性がコスメや美容に興味があるのは当然、なんて思うのも大間違いかもしれません。
母親を思い出してみてください。
育児をしながらもいつもスキンケアをきっちり行っていたり、高齢になってもしっかりメイクをしている人なのであればコスメや美容に関心ありでしょうが、うちの場合は違う。スキンケアに興味がないようなのです。こんな人に美容グッズをあげたところで埃かぶっておしまいですよね。
あるいは、鉢植えのお花も世話が面倒くさい人にとっては厄介です。もらったからには枯らさないようにと思うものの、これまでの生活になかったもの(水やりなどの手入れ)を習慣化するのは結構つらい。
花瓶に挿して枯れたら捨てる、ぐらいなら全然良いのですが。女性は基本的に花束をもらうと嬉しいですし。
母親の生活スタイルを思い出し、ふだん使ってくれそうなもの(使うのが面倒くさくならないもの)を選びたいですね。
実際贈ったアイテム
わたしの母親は、美容やファッションにお金を使ってこなかった人(そして自分へのお金を使ってこなかった、とも言える)。お花を生けたり手芸をしたりとそこそこ女性らしい趣味はありつつも、熱心に取り組むものはなく、無趣味に近い。おいしいものを食べたり、旅行したりは好きだけれども、贅沢は好まない。
そんな人へこれまで贈ったプレゼントは!?
洋服
ふだんの洋服も、母親が若い頃から買いに行っている地方都市の老舗衣料品店でだいたい買っているようで、なんかやたら安い。もはやネタなのか「お母さんなんて980円の服でも高いと思うのに!」という言葉は何度も聞きました(盛ってると思います)。
なので、ある年の母の日付近に、一緒にユニクロへ行って、次から次へとカゴへ放り込むことをしてみました。
体型の悩みも、ユニクロの豊富なサイズでまかなえる。そして飽きのこないシンプルなもの、そして安くてもそこそこの品質のものが多いので(昔は「使い捨て」という感覚の強かったユニクロですが)、「高かったからふだん着れない…」って思われることもなく着てもらえるんじゃないかと。
洋服も何年も何十年も着続けているような人でしたから、デイリー使いとしてタンスの中身を入れ替えてもらうつもりでアレコレ買ってみました。
ファッションにお金を使うことがなかった人だから、娘に合わせてもらいながら洋服を選ぶのも、よかったんじゃないかなぁと……わたしの自己満足かもしれませんが。
お菓子&お花
母の日ギフトとして、お菓子とお花がセットになったものを購入。
この時は、母の日のプレゼントを考える余裕がなかったので、とりあえず楽天でおいしそうな京都のスイーツにちょこんとかわいいお花がセットになったものを……って、どんなのだったかよく覚えていませんが、地方のスイーツって、なかなか買う機会がないと「あえて買おう!」って気にもならないし、贈り物として良いかもしれません。
とりあえず、おなかを満たしていただけました。季節ものにも強い楽天。ありがたや。
温泉旅行
旅&温泉好きの両親なので、ペアで温泉宿泊をプレゼント。旅費まで負担できなかったため、場所などは要相談で決めました。
わたしは、なんでもかんでも楽天に世話になっているのですが、この時も楽天を使って購入。楽天トラベルの利用で、直接宿に申し込むよりもお得なコースなんかありました。
ただ、ネットに不安を抱える両親は「本当に予約とれてるのか!?」と、チェックインするまで不安が尽きなかったようです。遠路はるばる行ったのに、泊まるところがないとなると……それは恐ろしいですよね…!温泉街ではあったけれども山奥だったから、もし当日の宿がないとなったら大変だったことでしょう…
そんな心配を与えてしまったネット予約の旅行プレゼントでしたが、予約受付メールや前日の確認メールなど、予約者(わたし)の元へ届いていたので大丈夫でした(わたしは、大丈夫でした!)
公式 楽天トラベル
ゆったりと温泉旅行も良いですが、旅行券をプレゼントして好きなところへ行ってもらうのもアリですね!
西川羽毛布団(還暦祝い)
母親の還暦祝い……兄弟と相談してどうしよどうしよと無駄に悩んだのですが。
始めは、食洗器なんかどう?って話になったんですけど、考えてみたら、夫婦二人だけの食器をわざわざ食洗器で洗うっていうのとか、これまで手洗いだった習慣がなくなってしまうことだとか……なんか余計なお世話だし暇を持て余している母親にそもそも必要か?かえってぼけてしまうんでは……とか。
じゃあ掃除機とかは?って家事系の電化製品を兄が持ち出してきたんだけど、還暦祝いに家事家電って、「家事しろってことかよ」ってな雰囲気じゃないか……
そんなこんなで、それまで重たい布団を使っていた両親に(なぜか父親のぶんも)西川の羽毛布団をプレゼント。買いに行った時には、羽毛布団の金額もピンキリでびっくりしましたねー。100万ってびっくり表示があったんですが、あれは0が1個多かったのですかね!?って未だに夢のようです。もちろん100万円の羽毛布団はプレゼントできず……
以前、一緒に働いていた60歳前くらいの女性が、「これから何にお金使いたいかっていったら、やっぱり良質な睡眠だよね」と言っていたことがあったのです。そんで彼女はウォーターベッドを買ったと。
老齢の母親へのプレゼントに、毎日必ず使う寝具に良質なものを選ぶのも喜ばれると思います。
プレゼント選びの失敗談
贈るもの、じゃなくその気持ちが大切なんだと言えればいいのですが、やっぱり失敗だった……ってのもありますよね。ただあげればいいってもんじゃない。そんなものもあります。
自分は気に入って使っているから、これいいよーってなノリであげても、全然使わないということも。自分が良いと思ってデイリー使いしていても、相手のデイリーには入り込めなかったりする。
上のほうに書いたように、相手の生活スタイルに合わなかったってことなんですよね。
自分だって、「この美容グッズみんな使ってるし良さそう!」って思って買っても長続きしない、あるあるですよね。
プレゼントって本当に難しい。
「使ってみると、良いものだよ」というものよりも、普段使いできるものや消費してしまえるもの(生花、食べ物、旅行など)がいいかなぁとわたしは思っています。
60代にもバッグが人気!
「母 プレゼント」で検索すると、「バッグ」そして「ブランド」が関連ワードとして表示されますが、バッグを検討している人も多いことと思います。
わたしも以前、バッグをプレゼントしようと思って考えていたことがあるんですけど……もうどのバッグにしたらいいか迷って迷って考えすぎて……結果、やめました……
ダコタとかロンシャンとか、母親世代に良いとは思うんですが、自分の母親が使っている様がどうもイメージできなかったです。値のするバッグならなおさら、使い捨てにもできないし、かと言って相手の趣味に合わなかったら……と思うとなかなか決められませんでした。
検索上位に来る「おすすめバッグ」を見たところで、自分の母親へはおすすめできんな、と思っていましたよ……
なんか手当たり次第におすすめしてる感がありすぎたし。
バッグのプレゼントに挑戦
でもこの度、自分の母親でもデイリー使いできるんじゃないか?っていうバッグを見つけ、お安く買わせていただけることになったので、母親にカラーやサイズ感など確認しながら購入しました。
なので、ここから先は購入品のレビューになります。
大人の女性には本革
歳を経るごとに「本物志向」になる、というかならざるを得なくなるというか、安っぽいものを使うことに抵抗が出てくると思います。プチプラを自慢できなくなってくるというか。プチプラファッションは好きなのですが、そればかりではいられないというか。
上でも書いたように、うちの母親は完全にプチプラファッションです!
なので、せめてバッグは合皮じゃなくて本革を……と思う。なにか、たまに主婦友達とお出かけする時に持てるバッグを…と。と言っても分不相応な感じになっても困りますよね。
今回、高くはないけど品の良い本革バッグを発見。さっそく手に入れたのがこちらです。
すみません、今度母親に会った時に渡すため、ハンドル部分の梱包はそのままです……
牛革なのでそこそこ重みはありますが、小ぶりのハンドバッグなので荷物を入れて歩いても、まだ母親は大丈夫でしょう…!
ハンドバッグにしようか斜め掛けショルダーにしようか…てのも以前悩んだ部分なのです。
斜め掛けのほうが、どうしたって歩きやすいですよね。転んだ時手つけるし! 歳とってきたら斜め掛けのミニポーチなんかがいいのかなぁって思ったんですが。ですが。
どうしても、うちの母親が斜め掛けしてると、なんか余計歳くって見えるっていうか…体型のせいか似合わないっていうか…
60歳以上になったら斜め掛けショルダーバッグは難しいんじゃないかって個人的には思ってしまいます。なんかかわいすぎるっていうか…? デザインにもよると思いますけども。
肝心の、ハンドバッグだと手にもってなきゃいけなから歩きにくいんじゃないか?っていう部分ですが、母親にきいたら「え、いつも手に持ってるよ」だって。悩んだのに、問題なかったっていう……!
ちなみに、ハンドルに腕は通るので、二の腕にひっかけて歩けます。母親の腕は通るかが心配。
小ぶりでもマチが大きい
母親世代って、書類抱えて仕事に行くわけでもないし、食事や買い物へ行くだけならお財布、携帯電話、ハンカチ、ちょっとしたポーチくらいが入ればいい。ふだんの持ち物がまるっと収まるサイズ感です。
マチは広い。
だいたいーですけど、測ったら15×20くらいでした。
画像では色がうまく映らないんですけど、中が鮮やかなブルーなんです!すごくきれい。
また、底には鋲がついているので床置きもOK。底がしっかりしているので自立します。
おまけで、バッグの中にINできるポーチつき。
シンプルな装飾、落ち着いた色味
お色はスモーキーブルーを購入しました。
母親はこの色が良いと言っていたんですが、実物を手にするまではちょっと地味なんじゃないかなぁと思っていました。ふだん地味な(くすんだ・・・)色味の洋服が多い気がするので、バッグくらいは少しぱっとするような明るい色が良いのじゃないかって。
お写真みたところ、ベージュは縁取りやハンドル裏が鮮やかなピンクでしたので、ちょっと差し色のあるこっちのほうが良いなぁとわたしは思っていました。
落ち着いて無難なブラウンは、母・私ともにNGだったので意見があった。母親自身ブラウンを好まないようでしたし、わたしの個人的な見方だと、ある程度歳をとってきたら黒やブラウンなどのベーシックな色よりも明るめの色のほうが若く感じられるのではと。
悩んだ末に、スモーキーブルーにしたけれど、大正解!届いてみたら、思っていたよりくすんだ感じがなく(失礼でした!)、落ち着いて上品な色味でしたー、そして何と言っても内側の青が素敵すぎた。
なんか、わたしはこういうミニトートタイプのハンドバッグは持っていなかったし欲しいと思ったこともなかったけれど、手にしてみたらすごい気に入ってしまいました……!母親が「いらない」って言ったらわたしがもらおうっと……!
気に入ってしまったので、恥ずかしながらも自分と一緒に撮ってしまいました。
手に持った時の大きさはこんな感じです。使いやすそう!
いつもながら楽天で購入しましたが、気になった方は確認してみてください。
母の日ギフトでも誕生日プレゼントでもなんでもないのですが、これあげたいなぁって思った時のプチプレゼントも良いよなぁって思います。
自分への衝動買いか、他人への衝動買いかって違いだけなんですけどね……!
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